029-229-1187

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矯正治療について

TREATMENT

矯正治療について

矯正治療とは歯並びと噛み合わせ両方を改善するためのものです。

矯正治療とは歯並びと噛み合わせ両方を改善するためのものです。

自分自身の歯を動かすことによって、歯並びと噛み合わせを改善させます。茨城県那珂市の荒井矯正歯科クリニックでは「東京医科歯科大学矯正科」基準の診断と矯正治療をご提供しています。

矯正治療は見た目だけを美しくする審美的治療とは異なります。つまり歯並びをきれいにするだけではないということです。当クリニックではただきれいに並べるだけでなく、せっかく治療した歯を後戻りさせないためにも、遺伝以外の原因で歯並びが悪くなってしまった患者様に対して、癖などの原因を見つけ出して治療中に改善していただくようご指導します。

矯正治療で歯並びや噛み合わせを良くすることで、心身とも豊かで健康的な毎日を過ごしていただけることでしょう。

歯列矯正を専門的に行なう歯医者を選ぶことの大切さ

矯正治療を受けるなら、終始一貫して責任をもって治療できる、矯正治療に特化した歯医者を選ぶことが大切です。

  1. 理由01
    理由 01

    子供のときに矯正治療を受けた場合(第一ステージ)、生え変わりとともに噛み合わせが良くなれば問題はありません。しかし、大人になっても(第二ステージ)歯並びが悪いと矯正治療が必要です。
    子供のときに一般の歯医者で矯正治療を受け、大人になってから矯正治療を専門的に行なう歯医者に転院した場合、子供のときに受けた治療費が差額分として支払われることはありません。ただし、子供のときから矯正治療を専門的に行なう歯医者に通っていれば、大人になって矯正治療を受ける場合に、差額分として治療費が引かれることがあります。矯正治療を受けるなら、将来のことを考えて子供のときから矯正治療に特化した歯科医院で治療を受ける方が、結果的に治療費を抑えられるでしょう。

  2. 理由02
    理由 02

    第一ステージの治療を受けられたお子様が、将来第二ステージの治療を受ける必要が生じた場合、目立たないリンガル(裏側)矯正装置による治療やマウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療を希望されるケースも少なくありません。その場合に備えて、リンガル矯正装置による治療やマウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療を選択できる歯医者で治療を開始したほうが有利であるといえます。

  3. 理由03
    理由 03

    子供の矯正治療の段階でも、大人になったときの咬合を見据えた診断に基づく治療をしなければなりません。そのため、頭蓋骨全体の中における上顎骨・下顎骨の位置、角度、大きさ、さらに上顎骨・下顎骨の中における大臼歯の位置、前歯の傾斜、上顎・下顎の歯槽骨の幅など、客観的な数値に基づく分析と診断が必要になります。
    そのためには矯正診断のための専用の設備がなくてはなりません。矯正治療を専門的に行なう歯医者であれば必ずそのような設備は備わっていますので、お子様の矯正治療で数値による客観的な診断をご希望されるなら、矯正治療に特化した歯医者で診断を受けられることをおすすめします。

矯正にともなう抜歯について

矯正治療にはさまざまな方法があり、抜歯もその一つです。抜歯か非抜歯かは診断と患者様の要望を考慮して決定します。

抜歯の目的

抜歯の目的

  • 凸凹の程度が大きい場合に歯を並べるスペースを確保する
  • 上顎前突(出っ歯)において、上顎の前歯を内側に移動させるスペースを確保する。
  • 下顎前突(反対咬合)において、下顎の前歯を内側に移動させるスペースを確保する。
  • 上下顎前突において、突出した口元を引っ込めるために上下の前歯を内側に移動させるスペースを確保する。
  • 奥歯をきちんと噛ませるために奥歯を移動させる余地をつくる。

まとめると、以下の3つが大きな目的となります。

  1. 並びきらない歯を並べるため。
  2. 上下の歯の山と谷の緊密な咬合を作るため。
  3. 口元を突出させないため。

並びきらない歯を並べるための抜歯

並びきらない歯を並べる治療としては以下のような方法があります。

  1. 抜歯
  2. 歯を削る
  3. 歯列を拡大する
  1. 上顎骨を正中離開させて上顎を拡大する
  2. 奥歯を後ろに移動させて歯を並べるスペースを確保する

①の抜歯によるスペース確保は凸凹の程度が大きい場合は第一選択となります。
②の歯を削る方法は、歯のサイズが大きすぎることによって軽度の凸凹が生じているケースで用いられることがあります。
③の歯列を拡大する方法は、歯が内側に傾斜して歯列が狭くなっているケースで用いられます。歯列の拡大とは歯を斜めに傾斜させることであり、決して顎は拡がらないので注意してください。時々「顎を拡大する」という誤った説明がなされることがあります。
④は急速拡大装置という装置を用いて上顎を拡大させる治療です。上顎骨が狭い子供に用いられる方法です。
⑤は親知らずがないか、または親知らずを抜歯したため、奥歯を後ろに移動させる余地があるケースで用いられます。一般的に時間がかかる方法です。

上下の歯の山と谷の緊密な咬合をつくるための抜歯

上下の奥歯の山と谷がきちんと噛み合う状態をつくるために、上の歯だけまたは下の歯だけの抜歯は原則行なわないということです。まして左右の片側だけの抜歯はもってのほかです。

なぜならば上下のバランスをとった抜歯を行なわないと、歯の山と山がかちあう不安定な咬合になり、歯の破折や顎関節症の原因になるおそれがあるからです。また左右一方だけの抜歯では歯の正中が左右どちらかにずれてしまいます。私が矯正治療の教育を受けた東京医科歯科大学の矯正科では、通常の矯正治療の抜歯において片顎の抜歯などは決して行なわれることはありません。片顎の抜歯は、緊密な奥歯の咬合の完成を放棄した治療であると言わざるを得ません。

口元を突出させないための抜歯

アメリカにおいてブラケットとワイヤーによる矯正治療を考案したエドワード・アングルは非抜歯治療を行なっていました。ところが非抜歯治療を受けた患者様の多くが醜い顔貌を呈していることを問題視したチャールズ・トゥイードが抜歯治療を開始し、それ以後抜歯非抜歯論争が繰り広げられました。

抜歯・非抜歯は、歯と顎それぞれのサイズのバランス、患者様の顔貌に対する希望によって決定することであり、最初から矯正歯科医師の側が自分の主義を押しつけるものではありません。すなわち、ケースによって抜歯する場合もあれば、非抜歯で治療可能な場合もあるというごく当たり前のことなのです。

およそ一流の教育機関で矯正治療を学んだ歯科医師のなかで、非抜歯治療を掲げる人はいないと思われますが、無理な非抜歯治療を受けた結果口元が突出した顔貌になってしまい、改めて抜歯による矯正治療を開始した方は私のクリニックだけでも一人や二人ではありません。診断もせずに最初から非抜歯の方針を掲げる矯正歯科医師には注意が必要です。

抜歯のときの麻酔について

抜歯のときの麻酔について

荒井矯正歯科クリニックでは抜歯の麻酔は次の3段階に分けて、痛みを抑えるように行なっています。

  • 表面麻酔のクリームを塗布する。
  • 表面麻酔が効いている浅い部位に麻酔の注射をする。
  • 歯肉に麻酔が効いてきたら、骨膜下に麻酔をする。

3の骨膜下への麻酔によって抜歯時の痛みの感覚を遮断できますが、いきなり骨膜下への注射をするのは痛みをともないます。そこで12の段階を経て骨膜下への麻酔の痛みを最小限に抑えられるようにしています。

荒井矯正歯科クリニックでは抜歯の麻酔は次の3段階に分けて、痛みを抑えるように行なっています。

歯肉切除(歯肉整形)

歯肉切除(歯肉整形)

歯肉切除は、「ガミースマイル」とよばれる上顎の歯肉が見えすぎる状態を改善するための治療法です。また、歯肉が歯を覆いすぎている場合や、歯肉のラインが不揃いな場合にも適用します。

治療法としては、電気メスやレーザーを用いて歯肉を2〜3mm切除するというものです。歯肉切除は治療期間の短縮を図ることができ、体への負担を抑えられるというメリットがあります。ただし、歯肉が後戻りする可能性がある点には注意が必要です。

歯科矯正用
アンカースクリューを用いた治療
(インプラント矯正)

歯科矯正用アンカースクリューを用いた治療(インプラント矯正)

小さなスクリューを顎骨に埋め込み、それを固定源として歯を移動させる治療法です。出っ歯の治療のために前歯を後方に動かしたい場合、歯科矯正用アンカースクリューがないと本来動かしたくない奥歯まで前方に移動してしまいます。

歯科矯正用アンカースクリューを固定源にすることで、動かしたい歯だけをコントロールでき、前歯のみを大きく後方に動かすことができるのです。また、治療期間の短縮を図れたり、非抜歯治療を可能にしたりと、さまざまなメリットがあります。

矯正治療の流れ

  1. STEP 01

    初診・無料相談(30分)

    相談前にレントゲン写真を1枚撮らせていただきます。(無料)
    また、患者様の治療に関するご質問やご希望を伺います。矯正治療の必要性、治療法や大まかな治療期間、治療費などについてご説明します。

    初診・無料相談(30分)
  2. STEP 02

    精密検査

    お口と顎の診査、お顔の写真撮影、お口の中の写真撮影、歯型の模型作製、レントゲン撮影(セファロ分析)

    精密検査
  3. STEP 03

    診断

    精密検査に基づき適切な治療法の説明をさせていただきます。特に重要視されるのがセファロ分析に基づいた客観的診断です。矯正治療に特化した歯医者では、必ずセファロとよばれる頭部の側面からのレントゲン写真をもとに、骨格構造や歯の傾き、位置などを分析して数値化し客観的な診断を行ないます。

    診断

    なぜ数値による客観的な診断が必要なのか

    反対咬合の症例01
    反対咬合の症例02
    反対咬合の症例03
    反対咬合の症例04

    上の写真は反対咬合の症例です。すべて反対咬合です。しかし治療法はすべて異なります。上顎前方牽引装置、機能的矯正装置、チンキャップ、急速拡大装置、緩速拡大装置、マルチブラケットと多様な装置のなかからどの装置が適しているかを、客観的な分析と診断の結果導き出します。

    従って、矯正治療に特化した診断「セファロ分析」設備が備わった歯医者で治療を受けられることをおすすめします。

  4. STEP 04

    矯正治療の開始

    通常、成人の方は1ヵ月ごと、お子様は1~6ヵ月ごとに通院していただき、装置を調整し治療を行ないます。治療内容について随時ご説明を行なって治療を進めていきますのでご安心ください。

    矯正治療の開始
  5. STEP 05

    保定

    歯並びと噛み合わせが改善されたら矯正装置を外します。歯の後戻りの防止と噛み合わせ安定のために、リテーナーという保定装置を装着します。

    保定
  6. STEP 06

    矯正治療終了

    歯並び、噛み合わせの安定を確認し終了となります。万が一後戻りして再治療が必要になった場合は、調整料のみの治療費で再治療ができます。

    矯正治療終了

症状別治療法

  • 上顎前突(出っ歯)

    上顎前突(出っ歯)

    「出っ歯」のことで、健康面への影響もありますが、外見上のコンプレックスを持つ方が多い症状です。上顎の骨が前に成長しすぎた場合や、下顎の骨が小さすぎる場合に起こります。上顎前突は上の前歯が前方へ傾いていることが多いため、つまずいて転ぶなどした際に上の前歯が折れたり、歯髄(歯の神経)を損傷したりする可能性が考えられます。また、歯並びが悪いことにより、虫歯、顎関節症、肩こり、ストレスなどの原因になることもあります。

    子供の時期に矯正すると、下顎の骨の前方への成長を誘導して上顎の大臼歯の後方への移動が可能になり、上顎の歯列全体を後方に移動させることもできます。大人の場合は抜歯をし、できたスペースを利用して、マルチブラケットやマウスピース型矯正装置などで前歯を内側に入れる治療を行ないます。

  • 反対咬合(受け口)

    反対咬合(受け口)

    いわゆる「受け口」のことです。下記の原因が考えられます。

    • 下顎の過成長
    • 上顎の劣成長
    • 上顎前歯の舌側(内側)への傾斜
    • 下顎前歯の唇側(外側)への傾斜
    • 叢生による前歯早期接触による下顎の前方誘導による機能的反対咬合

    以上のタイプがありそれぞれ治療法が異なります。どのタイプで、どの装置を使うかを決定するためには歯科医院での客観的な数値に基づく診断が必要です。当クリニックでは無料相談を行なっておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。

  • 叢生(乱杭歯)

    叢生(乱杭歯)

    ガタガタの歯並びのことです。一般的に乱杭歯(らんぐいば)とよばれることが多く、犬歯が後から生えてくるために生じる八重歯などがあります。叢生は、顎骨の発育不全や歯そのものが顎骨より大きすぎて、歯が並ぶスペースが不足している場合に起こります。歯が重なり合った場所を正しく磨けず、虫歯や歯周病になりやすい傾向があります。

    叢生は、歯を並べるスペースを確保し、マルチブラケットやマウスピース型矯正装置などで歯を移動させて治療を行ないますが、抜歯が必要になることもあります。

  • 空隙歯列(すきっ歯)

    空隙歯列(すきっ歯)

    歯列に隙間があいている状態で、一般的にすきっ歯ともよばれています。

    空隙歯列(すきっ歯)は大きな顎と小さな歯が要因になり、歯が並ぶための場所が余っている場合に生じます。あるいは、先天異常で歯の本数が足りない場合に生じます。ほかには、指しゃぶりや舌の癖や口呼吸などの悪癖、舌が大きいまたは舌の位置が低い、前歯と前歯の間に「過剰歯(かじょうし)」とよばれる歯があり、妨げになっていることなどが考えられます。空隙歯列の原因や口腔状態によって適切な治療法が異なりますのでご相談ください。

  • 開咬(オープンバイト)

    開咬(オープンバイト)

    奥歯をしっかり噛みしめた状態でも前歯を完全に閉じることができず、あいたままの状態になることです。開咬(かいこう)のリスクは、見た目だけでなく、奥歯しか当たらないために咀嚼能力が低下することによる消化不良や嚥下障害があります。また、前歯があいているために物を噛むときに奥歯に負担がかかり、顎を痛めてしまい顎関節症になってしまったり、発音障害、虫歯や歯周病のリスクが高まったりするなど、日常の生活にも支障をきたします。

    治療法としてはマルチブラケットやマウスピース型矯正装置と歯科矯正用アンカースクリューで歯を移動させて治療を行ないます。また、舌の使い方や悪癖がある場合は改善のためのご指導をします。子供の段階の一時的な開咬は、舌の突出を防ぐ装置や舌癖を取り除くことで改善します(タングガード使用)。

  • 過蓋咬合

    過蓋咬合

    上の前歯が下の前歯を覆い隠すくらい深く噛みすぎている状態です。下の前歯が上の歯の内側の歯肉を噛んでいることや、下の前歯が異常にすり減っているなど、歯や歯周組織に過度の負担がかかり、歯肉を痛めて炎症を引き起こしてしまうことがあります。上の前歯をだめにしてしまうこともあります。さらに、顎関節症などを発症することもあるので要注意です。

    治療法としては、マルチブラケットと歯科矯正用アンカースクリューまたはマウスピース型矯正装置で歯を移動させて治療を行ないます。上顎前突をともないますので、上顎前突の治療が必要になることもあります。

リスク・副作用

矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
  • 治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生えそろったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
  • 歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
  • 装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者様のご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
  • ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
  • 治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
  • 治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
  • 歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
  • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
  • 装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
  • 顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
  • 治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
  • 加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
  • 矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。

麻酔薬の使用にともなう一般的なリスク・副作用

  • 麻酔は公的健康保険対象外の自費診療となることがあります。その場合は、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 表面麻酔薬の使用により、じんましんやむくみなどを発症することがあります。
  • 麻酔薬の使用により、アドレナリンの影響で血圧上昇や動悸などを発症することがあります。高血圧症や心臓疾患のある方は注意が必要なので、事前にお申し出ください。
  • 麻酔薬の使用により、吐き気や嘔吐、肺炎、アナフィラキシーショック、悪性高熱症などを発症することがあります。また、誤嚥性肺炎を起こすことがあるため、治療前日24時以降は絶食いただいています。
  • そのほか、麻酔薬の影響ではなく緊張状態や麻酔注射時の疼痛により起こる脳貧血により、悪心、吐き気、手足の震え・痺れが起こることがあります。
  • 麻酔効果が切れるまで口の中の粘膜や唇の感覚が麻痺しているため、唇を噛んだりやけどなどをしないよう、食事は避けてください。
  • アルコールにより血流が良くなり、出血・腫れ・痛みが増してしまうことがあるため、飲酒は避けてください。

歯肉切除(歯肉整形)・ガミースマイルの治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 歯肉を切開するため、術後すぐは痛みや腫れが出る場合があります。時間の経過とともに治まります。
  • 上唇挙筋群の発達している方は、粘膜切除後も再度筋肉が発達し、後戻りする可能性があります。歯や骨格が原因となっている方は、粘膜切除術後に後戻りする可能性があります。また、歯肉退縮や歯根露出が起こることがあります。

歯科矯正用アンカースクリューによる矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 公的健康保険対象となる使用方法と、公的健康保険対象外の自費診療となる使用方法があり、自費診療となる場合は保険診療よりも高額になります。
  • 骨と化学的な結合をしないため、患者様の骨の状態や口腔衛生状態によっては脱落することがあります。
  • 脱落した場合は再埋入を行なうことがあります。脱落部分の骨の穴が回復するまで数ヵ月の時間を要するため、別の部分に埋め込むことがあります。
  • 歯科矯正用アンカースクリューは骨に埋まっていますが、その頭部は歯肉の外にあるため、ケアを怠ると骨に感染することがあります。
  • 歯科矯正用アンカースクリューは歯根の間に埋入されることが多いため、埋入時に歯根を傷つけることがあります。